私たちのケーブルグランドの気密性はどれくらい?

Mattia Rüegg
02. prosince 2025

水中という過酷な環境下でも水位計が確実に機能するようにするには、どうすればよいでしょうか? ここで重要なのがケーブルグランドの気密性です。このブログではその重要性と、見習いである私が社内試験装置のさらなる開発にどのように貢献したかを説明します。

ケーブルグランドの構造と機能

一見すると、水位計の構造は圧力トランスミッタのそれに似ています。ただし水位計の場合、ダイヤフラム側にはネジ山ではなく、保護キャップが装着されています。もう一つの重要な違いは電気接続にあります。圧力トランスミッタは通常、センサにインターフェースを直接備えるのに対し、水位計はハウジングの内部からケーブルが引き出されています。課題は、溶接された金属製ハウジングと柔らかいプラスチック製ケーブルの間に気密性を確保することです。ここで重要な役割を果たすのがケーブルグランドです。ケーブルグランドとは、2つの部品を堅固に接続すると同時に、引張力にも耐えられる部品の事を指します。

KELLER Pressureには実証済み自社開発のケーブルグランドがあり、2つのバリアによってセンサ内部を乾燥状態に保ちます:

  1. シールインサート(緑)。圧力ナットを用いてハウジング内壁にきつく押し付けられます。
  2. グラウト材(黄色)。隙間を埋め、壁に密着します。

この設計には気密性、機械的強度、製造コスト間のバランスが求められます。

漏れ試験装置

機能性を保証するため、ケーブルグランドは専用の試験装置を用いて検査されます。これは水位計内部の水分を測定し、漏れ量の増加を検出することができる装置です。

この目的のために特別な水位計を用意します。この水位計は通常の圧力評価用電子基板の代わりに、内部に水分センサを内蔵しています。水位計を圧力接続部と圧力計を備えたパイプチャンバーに収納します。ケーブルを介して水位計の電気出力をチャンバー外部へ引き出し、これにより水分を測定することができます。

私の任務:既存装置の最適化

3年目の見習い設計技師である私は、既存装置の最適化という任務を託されました。研修で学んだ設計プロセスに従い、まず現状の把握を行いました。既存装置を分析し、その動作を記録。ユーザーにとっての「課題点」を特定し、解決策を導き出すために、数多くの質問を投げかけました。収集した全ての情報と分析結果をまとめたプロジェクト文書報告書を作成しました。

研究に基づく手法及び直感的な手法を用いてアイデアをブレインストーミングした後、3Dモデル形式でバリエーションをスケッチし設計しました。各ソリューションの特徴を明確化し重要な差異を特定するため、メリット・デメリットを比較検討しました。職業訓練指導員と協議の上、最終的な解決策のバリエーションを決定し、具体的な実装方法と寸法を定義しました。まず、社内の製造条件を分析し、原材料について複数のサプライヤーに問い合わせ、強度と公差に関する計算を実施しました。最終的に、全ての製造関連書類を準備し、最終検査を実施しました。

その結果、より軽量で耐食性のある装置が実現し、操作プロセスも簡素化することができました。

より軽量でかつ耐食性のある装置

この刺激的なプロジェクトから得た教訓

このプロジェクトを通じて、ケーブルグランドとその応用について深く学ぶ機会を得ました。中には容易でない作業もありました。ブレインストーミングから最終的な3つの提案に至るまで、進捗は遅々としていました。しかし、職業訓練指導員の支援もあり、すべての工程を無事に完了することができました。

プロジェクト終了後、私はそのプロセスと使用した方法論について振り返りました:何がうまくいったのか、そしてその理由は?リスクは何で、どこに誤りがあったのか?今後のプロジェクトではどのように異なるアプローチを取るべきか?

私にとって、このプロジェクトは成功に満ちた非常に学びの多いものであり、多くの経験を積むことができました。私にとって、あらゆる挑戦は自分自身を超える機会です。学びに終わりはありません!

Did you like this content?

Further blog posts

02/2026
Blog
最適な圧力センサの選び方

製品管理

01/2026
Blog
水中での高精度制御 ― 複数ロボットによる同時計測と同時航行

Sponsoring

11/2025
Blog
Fresh From Production

Marketing

表示される記事がありません

コンタクト

送信されました

* 必須項目